ソウゾウセカイ

Ivyと申します。ここでは主に小説を書いたりしています。コメントや★を付けていってくだされば嬉しいです。※小説には過激な内容が含まれることがあります。思いつきで書いているので、矛盾している点が多いです。そのため、過去の記事を書き換えることがあります。ご了承ください。

『A』

『A』 第12話 夢の中の話?

D 結局、夕べはあまり眠れなかった。下に降りるとアルバが朝食を作っていた。「おはよう、アルバ。」「おはよう。今日はずいぶんと早起きだな。」 ふと、アルバの手を見る。指はちゃんとある。「あ、指……」「まだそんなこと言ってるのか。」 アルバはいつも…

『A』 第11話 質問

Neal 「おかえり。」 家に帰ると、アルバが迎えてくれた。「すまない、今日も帰って来ないと思って……。今からご飯作るから、待っててくれないか?」「ああ、悪いな。」 今日の夕飯はジャガイモのスープだった。「貧相なものですまない。今日はあまり買い物も…

『A』 第10話 報告

Neal 茶色い髭を生やした騎士のオッサンに連れて行かれた先は、変わり果てた居住区だった。巨大なストレンがここに現れて、暴れていたそうだ。暴れていたストレンはどこへ行った、と、茶色い髭の騎士のオッサン……ドーバッツァ団長に訊ねると、そいつはもう死…

『A 』 第9話 右腕の傷

Alva「誰かいるか?」 次の朝。掃除をしていると鎧の男が訪ねてきた。この声はゼノンだ。「ゼノン、おはよう。悪いが今ここには私しかいないんだ。」「そうか、やはり……」 ゼノンはううむと唸る。兜で見えないが、間違いなく眉間の皺が増えているだろう。「…

『A』 第8話 報告、帰宅

Neal だいたいあの犬どもは片付けた。今、オレは逃げた犬のあとを追っている。しばらくおいかけっこを続けていると、洞窟にたどり着いた。「ここが奴らの巣か?」 後からついてきたゼノンたちは興味深そうに眺めている「これだけ広いと駆除も捕獲も大変だろ…

『A』 第7話 ザラザラ肌のストレン

Alva ニール達の家から少し離れた住宅地。そこには大きな人がいた。……いや、「人っぽい何か」だ。黒く無機質な目に、砂を固めたようなザラザラ肌。ぼこぼこに膨れ上がった腕と脚で建物を潰している。これがストレンか……。 道は血や瓦礫や怪我人で埋め尽くさ…

『A』 第6話 ストレン探索

D 「確かに『巣があるかも』とは言ったが、どこにあるかは全く分からないんだよね……。」 「全くってワケでもないぜ。」 ニールはこの町の地図を広げて、ペンで丸を書く。 「ここらへんでストレンがよく出没している。この周辺に巣がありそうだな。それっぽい…

『A』 第4話 雑貨屋「マクベイン」

Neal 「よお、アーカー。」 「いらっしゃい」 茶髪のひっつめ頭の女性は無愛想な返事をする。彼女はアーカー・マクベイン。この店『マクベイン』の店主で、昔から色々と世話を焼いてくれた人だ。 「その子は?新入りかい?」 「ちょっと違うかな……。アルバっ…

『A』第3話 騎士達の朝

D いつものように起きて、下に降りる。今日はなんだか美味しそうな匂いがするな。そう思ってドアを開けると、アルバがいた。 「ディー、おはよう」 「アルバ!?怪我は大丈夫なの!?」 「だいぶ治った。心配するな。」 アルバは緑色の目を細めて笑う。長く…

『A』 第2話 騎士団の二人

Alva ディーは部屋から出ていった。私に紹介したい人がいるのだそうだ。着替えはベッドの横に置いてあるとディーは言っていたので、探してみるとそれらしい服をみつけた。 「……これか」 あの時私が着ていた服は駄目になってしまったのだろう。ここに置かれて…

『A』 第1話 どうやら私は記憶をなくしたようだ

……気がつくと、私は倒れていた。 「ねえ!キミ!大丈夫!?」 目を開けると、黄色が見えた。金髪に黄色の目の少年が、私の目の前にいた。 「あっ!起きた!」 腹が痛い。背中も。大きな傷ができているのだろう。全身にも、それほど大きくはないがたくさん傷…