ソウゾウセカイ

Ivyと申します。ここでは主に小説を書いたりしています。コメントや★を付けていってくだされば嬉しいです。※小説には過激な内容が含まれることがあります。思いつきで書いているので、矛盾している点が多いです。そのため、過去の記事を書き換えることがあります。ご了承ください。

冒険者達の記録書 22話 グレーディオの朝

Miku
ふぁぁ、とあくびをして、ふかふかなベッドから起き上がる。外は雲1つない青空だ。
ノックの音がする。
「お食事の用意ができました」
扉の先には、眼鏡をかけたメイドさんが。
「は、はいっ、今行きまーす…」


ダイニングには王様とレグ、ルギがいた。
「あっミク!おはよー!アレ?テノールは?」
テノールはまだ来てない。寝てるのかな?
「むぅ、早く来ないかなー…早く朝ごはん食べたいぜ!」
王様とルギはもう席に着いている。レグはまだ立っている。わたしは席に着いて、テノールを待つ。


Rugi
しばらくして、ゆっくりと扉が開く。
その隙間からは、白い肌と黒い服が見える。…テノールだ。
テノール!遅いぞー!」
「…」
テノールは黙って席に着く。レグはテノールの隣に座る。
「………」
テノールはレグを見ている。なんか…怯えてるような、疑ってるような…?
「なーレグ、お前テノールに何したんだよ?ケンカ?」
「…」
レグはテノールをちらっと見て、溜め息を吐く。
「そう簡単には心を許してくれない、か…。」


Reg
朝食を終え、帰る準備を済ませると、王様に呼ばれた。
「もう行くのか?」
「…はい。まだやる事があるので…。」
「そうか…わしらに何か出来る事があれば、全力で協力するぞ。それと、テノール・リーディットの事じゃが…わしはあの娘の味方じゃ。あの娘はわしらの恩人でもあるからのぅ。」
「…ありがとうございます」

城を出て、師匠がいつもいる酒場に行く。
「ようレグ!もう帰るのか?」
「はい」
「ま、無理するんじゃねぇぞ。…んで、どうやって帰るんだ?まさかあの森を通るのか?」
「いえ。フォッツを通っていこうかと」
フォッツ村。フロー村より少し大きい村だ。
あそこを通っていけば、時間はかかるがあの森よりは安全にギーバへと行けるだろう。
「それがいい。
…また来いよ。今度は土産付きでな!」

Miku
グレーディオを出て、森の中を通る。夕方の森よりはずっと明るく、不気味な感じもない。だけど…
「…え」
ここにも、変なものがいた。夕方の森で見たような木や、狂暴な小人のようなもの。…だけど、夕方の森の時よりは数は少ない気がする。
レグとルギはそれを次々と倒していく。私は蔦で壁を作り、木や小人達の足を止める。テノールは小人達を凍らせ、動きを止める。

気が付いたら、辺りは真っ暗になっていた。それでも小人たちの足音は聞こえる。
「こいつらは夜になっても出てくるんだな…」
「オレもう疲れたよー」
ルギ達の声を頼りに森の中を進んでいく。

テノール、ミク、ルギ。今日はここで寝ろ」
レグの声。
「ここなら大丈夫だろう。俺が見張ってるから休め。」
「分かった。ありがと、レグ。おやすみ」
わたしは木の傍に横たわり、目を閉じた。