ソウゾウセカイ

Ivyと申します。ここでは主に小説を書いたりしています。コメントや★を付けていってくだされば嬉しいです。※小説には過激な内容が含まれることがあります。思いつきで書いているので、矛盾している点が多いです。そのため、過去の記事を書き換えることがあります。ご了承ください。

冒険者達の記録書 第40話 行ってきます

Reg
「みんな揃ったね。」
ロンドが言う。
「もう一度目的を確認するね。メディステールに現れた黒い塔の調査。それと、ルギの記憶を取り戻すための手掛かりを探す。」
「黒い塔の調査はメディステールの政府と協力する事になるだろう。その為にもメディステールの女王、レージェに会う必要がある。……テノール。レージェは勿論、メディステールの国民はお前にあまり良い印象は抱いていないだろう。それでも、行くか?」
テノールは頷く。
「行く。何か言われても、みんな本当のコトだもの。私は悪いことをしたの。私はそれから逃げたくないの。それに、レグたちを少しでも助けたいから。」
睨むようにじっと俺を見つめるテノール
「そうか。」
テノールの決めた事だ。止めたくはない。それに、いざとなったら俺が守るだけだ。
メディステールの……んーと、レージェシアンだっけ?そいつって魔術とかに詳しいのか?」
ルギが言うのを聞いて、俺とロンドは顔を見合わせる。
「詳しいと思う?」
「詳しくないと思う」
多分あいつはそんな難しい事は嫌いだろう。
「そっか、じゃあ図書館とか見つけてそこで探すほうが良さそうだな!」
ロンドは外を見る。
「もうそろそろ行ったほうがいいんじゃないかい?」
「ああ、そうだな。行ってくる。」
「気をつけてね。この前のみたいな奴らが出てくるかもしれないから。」
この前のみたいな奴ら……夕方の森で見た木の怪物やフォッツ村で見た岩の怪物のことか。
「だいじょーぶ!怪物が出てきてもオレがぶっ飛ばしてやるよ!」
「『だいじょーぶ』じゃないから言ってるんでしょ!」
ミクはルギの頭を軽く叩く。
「ロンドも、気をつけて。1人でここにいるんでしょ。また誰かに狙われたら……」
「分かった。気を付けるよ。ありがとう、テノール。」
ルギは扉を開け、元気よく「それじゃー行ってきまーす!」と言った。
「行ってらっしゃい。」
ロンドは笑顔で手を振っている。俺たちも手を振り返した。